八富三の備忘録

主に旅行の備忘録、その他の記事も追加していきたいところ

特急北斗と北海道新幹線と浅虫温泉(北への旅路・2018/3 札幌~青森~秋田旅行記 Part.2)

元々備忘録として始めたとはいえ、誰が見てるのこれ?って感じなのでさすがに若干悲しい気がするけど書いていきます。

第2章:3月15日

この日は札幌駅内のミスタードーナツからのスタート

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北海道のお土産を買っていけばみなさん喜んだと思うんですけど、これから色々行くし、ここで手荷物が増えたら少し苦しくなるかなと思ったのでトラピストキャンディーだけ買った。(気がする。)

札幌駅から乗車したのは特急スーパー北斗キハ281系気動車

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この車両はいわゆる制御付振り子式車両というやつで、これについては以下の記事を読んでもらえるとよくわかる(?)かと思うが、

振子車両・車体傾斜車両 ー 鉄道総研

簡単に解説すると、振り子式車両とは、カーブを通過するときに速度を落とすのを防ぐため、振り子の原理を利用して、車体ごと傾ける(車体傾斜の中心を車体の重心よりも高く設定し、カーブを通過するときにかかる遠心力を利用して車体を傾ける。車体と台車の間に振り子ばり(円弧のような形をした部品)、さらにその下にコロを設置することで、スムーズに傾斜を行うことができる)ものなのだが、これだと傾斜装置の間の摩擦などの関係で、一定以上の遠心力がかからないと車体が傾かず、また元に戻らないため、「振り遅れ」や「揺り戻し」とよばれる揺れが発生し、乗り物良いの原因となっていたが、制御付き振り子式車両では、車上の制御装置にあらかじめカーブの情報を記録しておき、ATS地上子から位置情報を検出することで、カーブの位置を予測し、あらかじめ搭載されているカーブの情報から振り子角の目標値を計算し、空気圧シリンダーによって振り子角を制御する、というものだ。(どこが簡単に解説する、だ)。これによりキハ281系は最高130km/h(現在は120km/h)の高速運転を行うことができている。

高速運転とはいえ、函館まで3時間40分の長旅である(距離があるからね。300km超)。内浦湾の海の景色を眺めたり寝たりしながら過ごした。車両も製造から25年近く経ってところどころ痛み始めている様子で、網棚のプラスチックの部分の補修を新聞紙とガムテープでやってたりしていた。(なんで写真撮ってないんだろう)

[7/22 17:56 追記]甘栗氏から写真を提供していただきました。

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ありがとうございます。

函館駅

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14時を過ぎていたが、函館朝市の恵比寿屋食堂(だった気がする...)で昼食を食べた。

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うまいかったですよ。当たり前か。

そのあとは青函連絡船摩周丸を見学。

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ホーム - 函館市青函連絡船記念館摩周丸

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この船尾の部分に鉄道車両(荷物車とか)を入れて津軽海峡を渡っていた。

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「TOKYO」という文字が消されている。よく見ないとわからないが、「函館」という文字の下にも「東京」と隠れている。

船内の様子。(一応お金を払って入場する施設なのでパネルとかは載せないから大丈夫だとは思うんですがヤバかったら指摘していただけると助かります。)

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JR北海道のロゴ、錨、国鉄のロゴ

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歴代の船長やマリンガールなどの制服

展示内容としては、船で実際に使われていた機会や部品、青函連絡船沈没事故に関するパネル、操舵室や無線室など、結構色々ある。

甲板に登ることもできる。甲板からは函館の街を眺めることができる。

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函館中心部

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右に写っているのは函館山かな?

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造船所だろうか?

摩周丸を出たら近くのスーパーみたいなところでサッポロクラシックを2瓶購入し函館駅へ。次の目的地は新幹線との乗換駅である新函館北斗駅に向かう。

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快速はこだてライナー、733系1000番台電車。知らなかったんだけど新函館北斗までは電化されてたのね。今回はこれには乗らず、

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キハ183系特急北斗に乗車。ちょうどこの2日後、3月17日のダイヤ改正をもってキハ183系の北斗からの定期運用離脱、北斗がスーパー北斗に統一されたので、最後に貴重な特急北斗に乗ることができた。この時点で1日3往復だったしね。車内もレトロな国鉄型車両という感じで、もうこのような車両に乗ることは難しくなってきている気がする。(九州にも多く走っているけど結構改造されていると思う)

www.youtube.com

新函館北斗では結構待ち時間があったけれど、駅の外に出ても寒いだけでなにもないし、早々新幹線改札を通過。

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駅名標

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今はこのように車止めになっているが、2031年にはこの先札幌まで線路が伸びる。

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新幹線の到着。

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E5系でした。H5系じゃないのがちょっと残念だったがまあほぼ同じものなので。

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はやぶさ34号東京行き。途中駅がむっちゃ少ない最速達列車です。

ここでも北海道&東日本パスオプション券の強さが出ていて、この切符は新幹線に新函館北斗新青森間に乗車することができるのだが、青春18切符のオプション券だと木古内奥津軽いまべつ間にしか乗車できない。木古内奥津軽いまべつの両駅は見ていただいてもわかるように停車する新幹線の数が極端に少なく、それでいて乗り継ぎも悪いので、行動が極端に制限されてしまうのだ。

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新幹線に乗り込み青森へ。青函トンネルをくぐり終えて青森に出る様子もビデオで撮影したのでいずれアップロードできれば...

約1時間で新青森に到着

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新青森駅駅ナカにいろいろ展示してあっておもしろかった。例えば

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この棟方志功の屏風や、

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小型のねぶたとか。

青森駅の方に出るには一駅奥羽本線に乗る必要がある。

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701系。よく走ルンですとか言われるが、実際車体や台車も209系と近いものであるらしい。

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秋田支社の路線図。

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青森駅に到着。

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マジでショボい。

構内は結構広い駅なんだけど駅舎がショボくてボロいせいか、ほんまに県庁所在地の駅なんか?って感じすらある。

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青森に到着し、くそうかれる俺。

次は本日の最終目的地の浅虫温泉に向けて、青い森鉄道に乗車。

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浅虫温泉ではホテル南部屋・海扇閣に宿泊。

www.kaisenkaku.com

本当に素晴らしい宿で、9階にある展望浴場からは陸奥湾が一望できるし、行かなかったのだが毎日津軽三味線ライヴも行われている。

入浴後はサッポロクラシック純米大吟醸八甲田などを嗜んだ。

お疲れ様でした。

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